診療報酬請求事務能力認定試験に独学で合格

診療報酬請求事務能力認定試験に独学で合格


診療報酬請求事務能力認定試験は、独学ではなかなか難しいと言われているので、独学で挑む方は、仕事が終わってからも参考書に埋もれる覚悟をしておいた方が良いでしょう。

診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務に関わる試験のひとつで、厚生労働省に認可されている財団法人日本医療保険事務協会が実施している試験です。

医療事務の試験の中では、その難易度と共に認知度も高く、就職の際も、この試験に合格していれば、十分考慮されるものです。医療事務とは、受付や事務所で行われる医療に関わる事務全体を指しますが、診療報酬請求事務能力認定試験では、その中のレセプト作成に関わる能力に焦点を絞っています。

レセプトとは、健康保険法の施行あるいは国民皆保険が導入されてから、患者が受けた診療について、医療費の請求を自治体や健康保険組合に送る際に作成される明細書のことです。

点数などの細かいルールがあり、専門知識が求められる上、迅速かつ正確な処理が必要とされるので、医療事務の中でも重要な仕事として位置付けられています。

高齢化社会と呼ばれるように日本の医療費は年々増え続けており、その額は30兆円を超えます。それに伴い、レセプト作成に費やされる作業量もどんどんと増え続けており、レセプトを正確かつ迅速に作成できる人材の需要も鰻登りというわけです。

その中で、レセプト作成における高い能力の水準を保つことが、診療報酬請求事務能力認定試験狙いです。この試験を受けるに当たって、条件はありません。

学歴も実務経験も必要ないため、医療事務系の中では比較的窓口の広い試験であることは間違いありませんが、試験内容が素人ではおおよそついて行ける内容ではないため、実質、経験者や医療系の試験を受けたことのある方が対象となっていると言えます。

受験費用も7500円と高く、数打って場に慣れるのを待つより、事前の対策をきっちりと行って、一発合格を狙えるぐらい準備万端で挑むのが上策です。

試験は学科と実技に分かれており、計3時間です。試験中の携帯電話の使用は禁止されている上、試験会場に時計が無いということもあり得るため、腕時計などを忘れないように注意しましょう。

試験内容は医科と歯科でも分かれています。試験が行われるのは年2回、7月と12月で、会場となるのは、札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、東京、横浜市、新潟市、金沢市、静岡市、名古屋市、大阪市、岡山市、広島市、高松市、福岡市、熊本市、那覇市です。

これだけ全国的に行われていれば、会場が遠いということは仕方なくても、受験出来ないということはまず無いでしょう。受験には、直接日本医療保険事務協会に願書請求をし、書き込んだ願書を送り返したら、受験料を郵便振替で支払います。

無事手続きが済めば、受験票が郵送されてくるので、指定された試験会場で試験を受けることになります。結果は試験から2ヶ月以内に、文書で郵送されてきますが、その際、希望者には認定証交付が行われます。

診療報酬請求事務能力認定試験が独学に向かないと言われているのは、30%台を抜けることがない合格率が原因です。歯科であれば40%をなんとか超す程度にはおさまっていますが、それでも実務経験者でも難しいと言われている内容ですから、合格はかなり難しいようです。

診療報酬請求事務能力認定試験を独学で乗り越えるなら、過去問は必須です。近くの書店に行けば、何冊かは参考書が揃っているはずなので、独学にしようかどうか悩んでいる人は、まず購入して目を通してみましょう。

また、アマゾンで検索することも出来ますし、過去問のうちいくつかはネットで無料で公開されているものもありますので、診療報酬請求事務能力認定試験を独学で乗り越えられるかどうか見てみるのも良いでしょう。

また、参考書を選ぶ際は情報の偏りを防ぐため、出版社が違う複数のところのものを選ぶのが賢明です。なんとなくどうすれば良いのか分からなくて独学を目指してみたけれど、詳しい情報をみて気が変わったという人は、診療報酬請求事務能力認定試験専用の講座を開いているところもあるので利用してみるのも良いでしょう。

また、通信講座では、医学通信社やヒューマンアカデミーなどがよく知られていますが通信講座を利用すれば、かなり合格率があがるようですし、終わりのない参考書との戦いには付き合わなくて済みます。

診療報酬請求事務能力認定試験は受験料が高いため、独学で何回も受け直すことになるようなら、最初から通信講座にお金を払って1回で合格する方が遙かに効率的と言えます。

とはいえ、独学で合格できればそれに越したことはありませんので、受験対策の計画を立てる前に、まず最初に過去問などを見て様子を探ってみてはいかがでしょうか。

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